三重県の土地を効果的に探すコツ

注文住宅を三重県内で新築しようという場合、まずは土地を手に入れるところからはじめなければなりません。この場合、効果的に適当な土地を探すためのコツのようなものとして、昔からいわれていることがいくつかありますので、覚えておいても損はありません。
三重県内にも土地の売買を取り扱っている不動産会社は数多くありますが、全国展開しているいわゆる大手の不動産会社と、地元で長年にわたって営業している不動産会社の、両方の物件を少しずつ見比べてみることが、まずはすすめられます。
大手の不動産会社は圧倒的な情報網をもっていますので、適地があればインターネットの住宅専門サイトなどに瞬時に掲載されます。また、三重県内とはいっても、注文住宅の新築に適したエリアはいくつもあり、たとえば四日市市、桑名市といった北部、津市や松阪市といった中部、名張市や伊賀市のような内陸部と、いくつか分譲地の多いエリアが見受けられます。ひとつのエリアだけではなかなか見つからなかったとしても、大手であれば別のエリアで適地を紹介してもらえる可能性が高まります。
いっぽう、地元密着型の不動産会社であれば、実は店頭でだけしか公開していないような掘り出し物の優良物件を抱えている場合があり、あらかじめ希望する土地の条件を伝えておけば、随時、個別に連絡をしてもらえることがあります。このように、どこかひとつの不動産会社ということではなく、複数の不動産会社の情報を参照してみるというのが、土地探しをする上で役に立ちます。
また、周辺環境や災害時の安全性などといった部分も、土地を取得した後になって反省しないようにするために重要なところといえます。こうした情報は、不動産会社に聞いてもよいですし、直接現地に行ってたしかめてみるというのも必要なことといえます。特に、三重県でも北部のほうは、生活には便利な施設が多くみられますが、同時に工場群にも近いため、場所によってはダンプカーの通行や工場のばい煙、騒音といった懸念があります。
また、三重県のなかでも海に近いエリアの場合には、伊勢湾台風にみられたような風水害のおそれがあるほか、地盤の強度などに疑問があるところも考えられます。それぞれの市役所ではハザードマップといって、地震、台風などの際の河川の氾濫、津波による浸水、土砂崩れなどのおそれがある区域をシミュレーションした地図を頒布していますので、こうした公的な資料を入手して、土地探しの際に参考にすることがたいせつです。